ドロップシッピングビジネスのためにフリーランサーを雇う価値はあるのか?

dropshippingxl intro blog

ドロップシッピングは、自分の都合に合わせて働けるeコマースの魅力的なビジネスモデルです。WiFiがあればどこでも仕事ができ、自宅であれば通勤に時間をかける必要がなく、また勤務時間もフレキシブルです。ビジネスオーナー兼運営として、自分で何かを作り上げることができるのが一番の魅力という人もいるでしょう。では、事業が一人では維持できないほど大きくなったらどうすればいいのでしょうか。あるいは、お店のある側面で、特定のスキルが不足している場合はどうしたらいいのでしょうか。そんな時は、フリーランサーの力を借りましょう。

フリーランスの役割とは?

フリーランサーは、自営業者または独立したワーカーとして定義されています。フリーランサーは一連のスキルに特化しており、短期または長期のプロジェクトを支援するために企業に雇われます。

フリーランスの種類とその役割

  • グラフィックデザイナー : ロゴデザイン、ビジュアルブランディング、広告画像、写真編集、電子書籍のデザインおよびレイアウト、Eメールマーケティング用のグラフィック
  • バーチャルアシスタント :管理業務、ウェブサイト情報のアップロードまたは更新、リサーチ、顧客サービス:管理業務、ウェブサイト情報のアップロードまたは更新、リサーチ、顧客サービス
  • Webデザイナー・開発者 :Webサイトの設計・構築
  • コピーライター :ウェブサイト、広告、Eメールマーケティング、ソーシャルメディア、電子書籍、製品説明、ブログ投稿のコンテンツ作成
  • ビデオエディター :プロモーションビデオの作成
  • フォトグラファー :マーケティング資料のためのプロフェッショナルな写真の撮影
  • 会計士 :会社の財務情報を管理し、分析する
  • 簿記 :企業の金融取引を記録し、仕分ける
  • フリーランスを採用するメリット

    フリーランサーをチームに迎え入れることで、正社員と雇用契約を結ぶことなく、仕事を共有することができます。これは、特にドロップシッピングビジネスの初期段階において有効な手段といえます。

    ここでは、フリーランサーを雇うべき理由をいくつかご紹介します。

    物事を迅速に処理できる

    ドロップシッピングを副業としていて、他の仕事も掛け持ちしている場合、ビジネスの立ち上げや運営には多くの時間がかかります。もし、自分が対応できる以上の時間を要していると感じたら、フリーランサーを雇いましょう。プレッシャーから解放されるに違いありません。

    自分に足りない能力を持っている人を採用する

    例えばグラフィックデザイナーは、経験のない人がグラフィックデザインを独学で学ぶより、雇った方が手っ取り早く欲しいものが手に入ります。ウェブ開発、コーディング、モバイルアプリ開発、SEOなど、高度なトレーニングが必要な専門的なスキルもあります。

    休暇を取る

    365日働ける人なんていない!ドロップシッピングの受注管理で忙しく、休日や週末に休みが欲しいとき、フリーランサーはその役割を担ってくれます。もし現段階で、あなたのビジネスがコントロールできないほどのスピードで拡大しているのであれば、正社員の雇用を検討する価値があります。しかし、急な人員不足の場合、フリーランサーは比較的簡単に雇うことができます。さらに、過去に使用したことのあるフリーランサーリストを持っておき、信頼できる仕事を任せられたら素晴らしいでしょう。

    顧客サービスの最適化

    オンラインショッピングの利用者は、Webサイトに迅速かつ効率的なカスタマーサービスを期待しています。マイクロソフトによると、オンライン購入者の95%が、カスタマー・サービスの質がブランド・ロイヤリティを強化し、向上させるキーコンポ―メントであると回答しています。営業時間内にカスタマーサポートを行うことはもちろん必須ですが、eコマースのオーナーが個人的に行うこれに割く時間的な余裕はないでしょう。この役割を担ってくれるバーチャル・アシスタントを見つけることで、あなたのショップを利用したお客様に安心感を抱いてもらうことができるでしょう。

    フリーランサーはどこで見つけて、雇えばいいのか

    専門スキルを持ったフリーランサーを見つけるための、様々なフリーランス専用プラットフォームがオンラインにあります。これらを使用するメリットは、そのほとんどが、簡単な請求書発行と支払いシステムを採用していることです。フリーランサーは、エスクローで支払いを受け取るため、両当事者は、公正な支払いに安心感を得ることができます。時給契約で雇われているフリーランサーの場合、いくつかのプラットフォームには、フリーランサーの業務遂行状況を追跡できる機能が備わっています。また、仕事を全うしてくれる、最良のフリーランサーを選ぶことができるように、他の企業が残したレビューを読むことができます.

    Upwork(アップワーク)

    これはおそらく、フリーランサーを見つけ、募集を募るための最も人気のあるウェブサイトです。推定12万人から16万人のフリーランサー登録しているサイトで「業界最大のオンラインによる人材ソリューションを提供する」としています。米国に拠点を置き、フリーランサーへの支払いは米ドルで行われます。通貨に縛りはあるものの、世界中の企業やフリーランサーが利用しています。

    Upworkが提供するフリーランスサービス

  • デザイン・クリエイティブ
  • 管理・カスタマーサポート
  • 財務・会計
  • 営業・マーケティング
  • ライティング・翻訳
  • 人事・研修
  • 法律関係
  • IT
  • エンジニアリング・建築
  • Fiverr

    Fiverrは、フリーランサーがあなたの投稿に自ら「入札する」という形を取っており、Upworkとは仕組みが少し異なります。Fiverrでは、フリーランサーが自らタスクを完了することもでき、またフリーランサー自身がタスクを決め、固定価格でサービスを提供するシステムもあります。名前が示すように、タスクは5ドルから展開されていますが、仕事に求められるスキルと工数によって設定価格は異なります。Fiverrはイスラエルのオンラインプラットフォームですが、世界中で利用されており、約550万人の買い手と83万人のフリーランサーがいると言われています。

    Fiverrが提供するフリーランスサービス

  • グラフィック・デザイン
  • デジタルマーケティング
  • ライティング・翻訳
  • 映像・アニメーション
  • 音楽・オーディオ
  • プログラミングと技術
  • ビジネス(例:バーチャルアシスタント、eコマースの運営など)
  • PeoplePerHour(ピープルパーアワー)

    英国を拠点とするフリーランス・プラットフォームPeoplePerHourは、世界中のフリーランサーと企業の両方が仕事を掲載することができる仕組みを取っています。このサイトだけで約200万人のフリーランサーが利用しており、その名の通り、フリーランサーは時間単位で雇われています。

    PeoplePerHourのフリーランスサービス

  • テック・プログラミング
  • ライティング・翻訳
  • デザイン
  • デジタルマーケティング
  • 動画・写真・画像
  • ビジネス(例:ブレグジットコンサルティング、ファイナンシャルアシスタント)
  • 音楽・オーディオ
  • マーケティング、ブランディング、セールス
  • ソーシャルメディア(SNS)
  • MarketerHire(マーケターハイヤー)

    これはマーケティング担当者の採用に特化したサイトです。フリーランサーとの面接や求人情報の掲載、応募管理の必要もないため、業界では際立っているサービスです。フリーランサーの審査はMarketerHireが行うので、あなた自身が審査する必要はありません。企業は、コンテンツマーケティング、アマゾン、SEOなどの専門分野を持つマーケティングの専門家を希望することができます。適切だと思われるフリーランサーとビジネスを、ウェブサイトがマッチングします。専門知識と経験によって変動はありますが、一般的にフリーランサーには1時間あたり80~160ドルの時給が設定されています。

    Freelancer(フリーランサー)

    最大のフリーランス・プラットフォームの1つであるFreelancerは、Upworkと同様にフリーランサー自身による応募システムを採用しています。企業が求人情報と業務内容を掲載し、フリーランサーが提案内容を添えて応募します。オーストラリアの会社ですが、世界中の企業やフリーランサーに利用されており、約5500万人のバイヤーやフリーランサーが登録しています。

    Freelancerが提供するフリーランスサービス

  • デザイン、メディア、建築(例:ボイスオーバー、YouTubeの動画編集など)
  • ウェブサイト、IT、ソフトウェア
  • 営業・マーケティング
  • ビジネス、会計、人事、法務
  • 製品の調達と製造
  • データ入力・管理
  • ライティング・コンテンツ
  • 携帯電話・コンピューティング
  • 翻訳と言語関連
  • 貿易・サービス
  • 貨物・海運・運送
  • 電気通信事業
  • エンジニアリング・サイエンス
  • 最後に

    リモートで仕事を任せることができるフリーランサー探しは、特に専門分野に対応するフリーランシングプラットフォームを利用することができるため、ドロップシッピングストア用のスタッフを雇用するには効率的な方法だといえるでしょう。支払いリスク、非生産的な労働者、またはコミュニケーションにおける問題などは、こうしたプラットフォームを利用することによって迅速に解決することができます。これらのプラットフォームを利用して発生する人件費は、開業当初のコストであると考えると、手頃といえる価格です。ドロップシッピング事業の成長と管理を支援するフリーランサーの雇用を、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

    関連記事

  • アマゾンドロップシッピングを簡単に解説
  • ドロップシッピングの収益に関する主要な統計情報
  • ドロップシッピングとアフィリエイト:ビジネスモデルが優れているのはどちらなのか?
  • dropshippingxl intro blog